はじめの薬膳:「さつまいも」はおセンチな秋にぴったり☆

漢方・東洋医学

さつまいも🍠

  

女性は、好きな人が多いですね💖

  
  
  

ご多分に漏れず、私も大好き!!!

  
  
  

秋だけでなく、どんな時に食べても
気持ちがほっこりとして
嬉しくなったり、
元気になる食べ物だと
感じることがあります。

  
  
  

あのホクホクとした甘みが
そうさせるのでしょうか???

旬を迎える「さつまいも」は、おセンチな秋にぴったり☆

万国共通だと思うのですが
「秋」は
人をおセンチな気持ちにさせる季節。

世界的に有名なシャンソン「枯葉」など
秋に代表される音楽は
どこか物悲しさを感じさせる曲調が
多いですね。

  
  
  

失恋や別れなど
秋に対するイメージには
センチメンタルなものが
たくさんあります。

  
  
  

そして、秋は乾燥の季節。

  
  
  

漢方の世界では、
乾燥すると
”悲しみの臓器”と呼ばれる「肺」に
負担がかかることにより、
心情的にも
なぜかマイナス思考に陥ったり
気分が塞がりがち
になってきます。

そんな時期に旬を迎える「さつまいも」は
薬膳的にみても
とても身体に優しい優勝な食べ物です。

  
  
  

胃脾を健やかに保ち
身体に栄養を巡らせ
心を整える働きがある
とも言われています。

さつまいも(甘藷・かんしょ・からいも・りゅうきゅういも)
【五味】:甘
【五性】:平
【効果・効能】
 ・補気 生きるエネルギーである「気」を養う
 ・生津 潤いである「津液」を作り出す
 ・寛腸・便通 消化吸収を促し便通を改善させる
 ・脾虚水腫 水分代謝を改善させ、むくみを解消させる

性質は「平性」のため
偏りがありませんから
どんな体質の人にも広く向いています。

  
  
  

もともと消化系機能が弱く
便秘がちな人には
特におススメです。

  
  
  

胃腸の働きをよくし
消化吸収が良くなれば、
水分代謝も改善し

その結果むくみ解消や便通改善が
期待ができます。

さつまいもは「胃」も「心」も整える

さつまいもは
胃腸を元気にしてくれる効果がある上に、
人が本来持っている生命力「気」を
養う働きをする
と考えられています。

  
  
  

「気」は、私たちが日々口にする
食べたものから作られています。

さつまいもによって
胃腸を元気にすることにより
効率よく食べ物から「気」が作られ
体中にエネルギーである「気」を
巡らせることが出来ます。

  
  
  

なんだか気力・やる気が出ない時

ストレスが原因の
食欲不振や便秘など

気持ちの面が原因で
体調を崩している時に効果がある

言われています。

さつまいものビタミンCは柑橘類に匹敵✨✨

栄養学的な効果も
もちろんスバラシイものばかり

・便秘予防
・大腸ガン予防
・風邪予防
・高血圧予防
・血糖値コントロール
・ニキビ予防と美肌の形成

ビタミンCを豊富に含む食べ物として
レモンなどの柑橘類がすぐ思い出されますが
さつまいもは
それらに匹敵するほど!

  
  
  

さつまいも1本(約200g)を食べれば
1日に必要な量をほぼ摂取できます。

これからの季節
風邪の予防にも効果はもちろん
うるおいのある美しい肌を保つために必要な
コラーゲン形成の働き
があるため
ニキビの予防や
傷跡の回復に効果があります。

  
  
  

その他にも
ビタミンB群
β-カロテンも多く含みます。

 
  
   

食物繊維を多く含むことで
腸内の掃除をし
便秘解消だけでなく、
血液中のコレステロールを低下させる作用
血糖値をコントロールする働きもあります。

  
  
  

薬膳では
糖尿病の食餌療法にも用いられることがあります。

  
  
  

反面、過剰に摂取しすぎると
鉄やカルシウムなどの
ミネラル分の吸収低下を
引き起こすこと
もあるので、
適量摂取が大切です。

  
  
  

買う時は
ずんぐりむっくりした形で
持った時に重いものがよいと言われています。

  
  
  

糖度が高いものは
切り口にアメ色の”みつ”が染み出てくるので
黒い”みつ”の跡があるものは
甘いと言われています。

  
  
  

あたたかい地域の食べ物ですから
冷蔵庫に入れて保管してはいけません。

  
  
  

保存する時は
新聞紙などで全体を包み、
常温で保存します。

注意することは?

「気」を補うさつまいもですが
逆に
食べ過ぎると
お腹が張りやすくなります

  
  
  

「気滞」と呼ばれる
日頃から気の巡りが悪い体質の人

胃腸に膨満感がある人は
適量を心がけましょう。

 
  
   

いも類なので
どうしても糖質は高め

 
  
  

身体にどれほど良くても
食べ過ぎれば
太りますよ☆

おわりに&まとめ

実は11月は暦の上では
すでに冬。

  
  
  

これからどんどん
寒さが厳しくなっていく季節ですね。

  
  
  

本格的な冬を迎えるにあたって
身体に滋養のあるものを摂り
「気」を補い
「心」も整え
寒さを乗り越える準備をしていきましょう\٩( ‘ω’ )و ///

●参考サイト&書籍●
「毎日の食事で心と体を整える漢方ごはん」 櫻井大典著 長岡書店
https://www.pan-chan.com/yakuzen/yakuzen_013.html  Pan Wei’s ChineseCooking 「家庭の薬膳 さつまいも」
https://agri.mynavi.jp/2018_02_02_18070/#toc-1 マイナビ農業「胃腸も心の元気にするサツマイモ」
https://www.ikanpo.jp/kanpo/2010/09/25/%e7%a7%8b%e3%81%ae%e9%a3%9f%e6%9d%90%e3%80%8c%e3%82%b5%e3%83%84%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%83%a2%e3%80%8d/  イスクラ薬局「さつまいも」

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