漢方の世界での「不眠」とは?

睡眠について
今までいろんなキーワードを取り上げて
書き続けてきました。

  
  
  

「ホルモン」や「脳内物質」などの
西洋医学の知識中心の記事が多かったのですが
今回は漢方の世界における
「不眠」
について
です!

  
  
  

漢方の世界に興味を持ち始め
調べていくうちに
漢方の基本的な知識を身に着けたいなぁと
思うようになりました。

  
  
  

自分の病気「子宮腺筋症」と関わっていくうちに
漢方の考え方が
私には妙にしっくり来る感が
あるのです。

  
  
  

漢方の体質改善を目的とした
「根本から治療する」という
考え方も好きです✨

  
  
  

今回は漢方の世界での
「不眠」について
調べていきます。

(復習)そもそも「不眠」とは?

<入眠障害>
 ・夜間なかなか寝つけずに、普段より時間がかかってしまう
<熟眠障害>
 ・眠りが浅い/よく夢を見る
 ・朝起きて疲れがとれない
<早朝覚醒>
 ・朝早く目覚め、その後眠れない
<中途覚醒/中間覚醒>
 ・夜中何度も目が覚め、その後再び寝つくのが難しい
 
週2回以上あり
かつ少なくとも1カ月以上持続
していて
不眠のため自身が苦痛を感じる
社会生活または職業的機能が妨げられている状態
と定義されています。

 ※日本睡眠学会による定義 https://jssr.jp/「睡眠の質」による分類

このブログでも
「中途覚醒」の回で取り上げてきた題材です。

西洋医学の「不眠」の考え方

西洋医学の不眠症を治す方法としては
不眠が起こる原因を取り除き
眠りに就きやすい環境を整えること
です。

  
  
  

就寝前には
 ・気分をリラックスさせる
 ・寝室・寝具をを整える
 ・カフェインをとらない
などの改善策を講じても眠れない場合は
医師の指導のもと
睡眠薬や睡眠導入薬
漢方薬を処方されたりする場合があります。

  
  
  

また、精神療法を行う場合もあります。

漢方医学の「不眠」の考え方

漢方医学の考え方には
「気・血・水(き・けつ・すい)」

というものがあります。

漢方では
眠りには「気」が関連している
と考えます。

  
  
  

不眠の要因となる
疲労やストレスは
「気」のめぐりを邪魔して滞らせてしまいます。

  
  
  

「気」の流れが滞って眠れない場合は
気の流れをスムーズにする処方を、

  
  
  

イライラして眠れない人には
気分を落ち着かせる処方
をというように

  
  
  

不眠の状態に合わせた
漢方が処方されます。

  
  
  

その他に、実証・虚証など
その方の体質も考慮して
用いられる漢方薬が決まります

睡眠薬と漢方薬

西洋医学で処方される「睡眠薬」について
今までのこのブログでは調べていません。

  
  
  

なるべくなら薬に頼らずに
根本的な問題を解決して
自然な睡眠を目標としたからです。

  
  
  

それに、私のブログなんかよりも
もっと専門的で医学的なサイトが
世の中にはたくさんありますものね(笑)

  
  
  

けれども「不眠」に関する「漢方薬」を調べていくと
その人の体質やトラブルに添った
「漢方薬」が処方されることが分かってきました。

  
  
  

漢方薬は睡眠薬と違って
直接的に睡眠を誘発するような
はたらきは持っていません。

  
  
  

むしろ不眠が起こる原因を
解消することで
眠れるようにしていくことから
より自然なかたちで
睡眠に導いてくれるのです。

参考サイト

https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/fumin01.html ツムラ「不眠・不眠症」
https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/product/symptom/stress/insomnia.html クラシエ 漢方セラピー