勇気づけプログラム「STEP」:支配欲の強い人に振り回されないために。自分らしさを守る7つのステップ

この人と話すと、なんだかいつもモヤモヤする…

自分の意見を言うと、空気がピリッとしてしまう…

間違ってないのに謝ってしまうことが増えた気がする…

そんなふうに
人との関係のなかで
“違和感”を感じたことはありませんか?

 
 
 

相手が特別に
威圧的というわけではないけれど
気づけばその人の言動に振り回され
自分の気持ちや行動が
縛られている…

 
 
 

もしかするとそれは、
相手の“支配欲”が
影響しているかもしれません

 
 
 

支配的な関係は、
気づかないうちに
私たちの心の自由を奪っていきます。

 
 
 

今回は、そんな相手との関係性に
悩んでいる方に向けて
支配欲の構造と
そこから抜け出すための
7つのヒントをお届けします。

支配欲の強い人って、どんな人?

支配欲の強い人は
「自分が優位に立っていたい」
「相手を思い通りに動かしたい」
という気持ちが強く
無意識のうちに
相手をコントロールしようし
関係性が一方的になりがち
です。

表面的には
「しっかり者」
「頼れる人」に
見えるかもしれませんが、
その裏側には
自分が見下されることへの恐れ

本人が抱える
強い不安や劣等感の裏返しである
ことも
少なくありません。

 
 
 

まずは、相手の心理状態や
特徴を把握しておきましょう。

自分の価値観を押しつける

自分の考えややり方が
「正しい」と信じて疑わず、
相手にもそれを
強要する傾向があります。

 

反対意見に耳を貸さず
否定したり
説き伏せようとすることもあります。

批判やダメ出しが多い

他者の行動や成果を厳しくチェックし
欠点を指摘して
優位に立とうとします。

相手の自信を奪い
自分に依存させる手段として
使われることもあります。

コントロールしたがる

相手の行動や選択に
細かく口を出し、
許可を求めさせるような
関係性を築こうとします

 

「あなたのためを思って」といった
言葉を使うこともありますが
実際は自分が安心するために
相手を支配しようとしている可能性も

感情を利用する

罪悪感を抱かせたり
恐怖心を煽ったりすることで
コントロール
しようとします。

冷たい態度を取ったかと思えば
急に優しくするなど、
相手を混乱させる手法を取ることもあります。

承認欲求が強い

自分が認められていないと感じると
不機嫌になったり
怒りを爆発させたりします。

 

支配することで
「自分は特別な存在だ」と
確認しようとするのです。

弱さや失敗を隠す

自分が間違いを犯したり
弱みを見せることを
極端に嫌います。

 

責任を他者に転嫁したり
自分を正当化するために
相手を非難することもあります。

支配から抜け出す7つのステップ

では、どうすれば
その”支配のループ”から
抜け出せるのでしょうか?

 
 
 

以下の7つのステップは
アドラー心理学の視点も交えながら
実践しやすくまとめています。

① 支配されていることに気づく

まずは
「今、自分は支配されているかもしれない」
気づくことが
最初の一歩。

 

相手の機嫌を常に気にしていたり
自分の意見を言えなくなっているなら
その関係は
少しアンバランスかもしれません。

② 「私はどうしたいか?」を大切にする

支配されやすい人ほど
相手を優先しすぎて
「自分は本当はどうしたいのか?」が
見えなくなってしまいます。

 

小さなことからでもいいので
自分の気持ちに
耳を傾けてみましょう。

③ 「課題の分離」を意識する

アドラー心理学の大切な考え方のひとつに
「課題の分離」があります。

簡単に言うと
「それは誰の問題か?」を見極めること。

 

たとえば、
自分の意見を伝えて
相手が怒ったとしたら、
その「怒るかどうか」は
相手の課題であり、
あなたが背負うものではありません。

④ 境界線(バウンダリー)を引く

相手がどんなに近しい関係でも
自分の領域を守ることは必要です。

「これは私が決めたいことだから
 考えさせてほしい」
と伝えるのは
わがままではありません。

 

むしろ、
自分を大切にする
勇気ある行動です。

⑤ 相手の反応に振り回されない

支配欲の強い人は
自分の思い通りにならないと
不機嫌になったり
罪悪感を抱かせようとすることがあります。

でもそこで折れてしまうと
また元に戻ってしまうのです。

 

大切なのは
冷静に
丁寧に
でも毅然とした態度を取ること

 

相手の反応に振り回されないよう
自分の意思をしっかりと持ちましょう。

⑥ 必要なら距離をとる

どんなに努力しても
相手が変わらず関係が苦しい場合は
物理的・心理的に
距離を取ることも選択肢
です。

 

無理に関係を続けることが
「正解」とは限りません。

 

あなたの心が壊れてしまっては
意味がないのです。

⑦ 自分を尊重してくれる人とつながる

支配的な関係にいると
「自分には価値がないのでは」と
思ってしまうこと
があります。

 

でも、あなたを大切に思ってくれる人は
必ずどこかにいます。

あなたらしくいられる場所や
人とのつながりを増やすこと
心の支えになってくれます。

まとめ

支配欲の強い人との関係は
ときに自分を見失ってしまうほど
心に影響を与えます。

 
 
 

けれど、あなたには
「自分の人生を、自分で選ぶ力」
があります。

相手の課題と自分の課題を分ける
自分の意思を大切にする
しんどい関係からは
 勇気をもって一歩引いてみる

相手のペースに飲み込まれず
自分の意思を
明確に伝えることが大切
です。

 
 
 

そんな小さな積み重ねが
やがて
「本当の意味で自分を大切にできる」
生き方
につながっていきます。

 
 
 

もし今
「あの人に振り回されているかも…」
と感じているなら、
今日から少しずつでも
自分の心の声に耳を澄ませてみてくださいね。