はじめの薬膳:実は野菜です!メロン

漢方・東洋医学

メロンを頂きました🍈

まだまだ硬くて
これから追熟させていくのですが
待ち切れるのかしら(笑)

  
  
  

ひとつの苗に、
ひとつしか実を付けさせない方法で
作ったメロンなのだそう。

ゼイタク~~~~✨✨
  
  
  

完熟するのが楽しみですっ!!

  
  
  

さてさて、
メロンもご存じの通り今が旬。

  
  
  

果物にも
この時期に食べる薬膳としての
効果効能がたくさんあります。

薬膳的メロンの効果効能

【五味】 甘味
【五性】 寒性
【効果効能】
 ・暑気を払い、熱やほてりを除く
 ・潤いを生み出す
 ・渇きを抑えて排尿を促進する
 ・気を降ろす
 ・体内の余分な熱を取り除き、膿みを排除する

メロンの原産地はアフリカ。

  
  
暑い国が
特産の理由がわかりますね。

  
  
  

暑さや熱による発熱や
ほてりを解消

重だるさを感じる身体の
余分な水分の排出を促します。

  
  
  

夏の不調の解消に
役立ちますよ🍈

  
  
  

急に暑くなり
余分な水分を取りがちなのですが
水分を摂り過ぎると
胃酸が薄まり
胃腸が働きにくくなるため
夏バテを起こしやすくなります。

  
  
  

そんなときも喉の渇きを鎮め
身体の中に
潤いを生みだす性質を利用すると
少量でも満足することが出来ます

  
  
  

昇る性質のある「気」を
降ろす力もあるため、
高血圧や
のぼせやすい人にも効果
があります。

その反面、
身体を冷やす効果が高い
「寒性」なので
冷えの強い人は注意が必要
です。

  

  
  

お腹が下りやすい人や
冷え性のある方は、
おいしさを味わう程度にして
室温に戻してから頂くなどして
工夫してみましょう🍈

実だけではなく、他の部分にも効果が

漢方では、
実だけではなく
メロンの種や
花・葉・ヘタともに
それぞれの効能がある
と言われています。

メロンの種

【甘味/寒性】
 ・口臭
 ・腰膝の痛み
 ・下腹部の痛み
 ・便秘

メロンのヘタ

【苦味/寒性】
 ・全身のむくみ
 ・咳や痰
 ・頭痛
 ・てんかん
 ・黄疸

メロンの花

 ・胸の痛み
 ・咳

メロンの葉

 ・脱毛
 ・打撲 

大量に食べると、口の中がイガイガ

メロンを大量に食べると
口の中や唇に
イガイガとした違和感や
痛みを感じることがありませんか?

  
  
  

「ククミシン」という
たんぱく質分解酵素
が入っているためです。
  
  
  

人によっては、
出血することもあります。

  
  
  

この「ククミシン」によって
口の粘膜のたんぱく質が刺激され
食べた直後から
反応を起こすからだと言われています。

  
  
  

また「ククミシン」は
病害虫などから
身を守るための役割だと言われています。 

おわりに:メロンは「果物的野菜」です

メロンは野菜と果物、
どちらだと思いますか?

  
  
  
「果物売り場にあるし、果物でしょ!」
という方も多いはず。

  
  
  
学術的には、
田畑で作られる1年生
または多年生の草本類を
「野菜」

  
  
  
永年生の
樹木に実がなるものは
「果物」
とされています。

  
  
  
この事から
メロンは分類上では
「野菜」
になります。

  
  
  
本来は野菜に分類されますが、
果物的な利用をする食品を
農林水産省では「果物的野菜」
と分類しています。

メロンのほかにも
スイカ🍉やイチゴ🍓も
この仲間になります。

●参考サイト●
https://lab.yakuzenlab.net/%E9%A3%9F%E8%96%AC/%E6%B8%85%E7%86%B1%E9%A1%9E/%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3 「メロン」薬膳LAB.
https://www.futabakanpo.co.jp/posts/serialization/4995/ ふたば総合薬局
https://www.kigusuri.com/kampo/nikaido/nikaido007-08.html メロン

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