仰向けに頭を乗せた枕が高すぎると、
背骨の自然なカーブが歪んでしまう。また、枕という高い山を越えないといけないので
脳への血流も一晩中悪いままだ。眠っているときは唯一、
脳へ向かって血液を
必死に送り上げなくてもいい時間である。枕が高くないと眠れないという人は
いますぐその習慣を改めてほしい。高い枕は、背中にも脳にも悪い。
ショーン・スティーブンソン(著)
SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術(抜粋)
『睡眠』に関する名著と呼ばれる本の
枕に関する部分を抜粋しました。
枕は、
とても大きな役割を
担っているようです。
前回は、
睡眠中の”姿勢”について、まとめてみました。
今回は、
”寝姿勢”と切っても切れない
”枕”についても調べてみました。
枕の役割とは?
ヒトがバランスよく
二足歩行するためには、
発達して重くなった脳を
支えなければなりません。
人間の脊柱は、
側面からみると
S字を描くようなカーブになっています。
重い頭や体重を前後に分散し、
無理なく支えて体にかかる負担を
最小限にするためには、
脊柱がS字になる姿勢を
保つ必要があります。
寝たときに
体への負担が少ない姿勢を作るためには
脊柱に合うように
寝具と首の間にできる空間を
埋められる枕を
使用することが重要です。
自分の身体に合う枕の選び方は?
直立した姿勢をそのまま横に倒してみると
https://pirokore.com/hituyousei/ ぴろコレ『枕の必要性』
首と床との間に
約1cmから6cm程度の
隙間ができます。
つまり、そこの部分を適度に支えることができる枕が
理想というわけです。
また、就寝時には
頭の重さを支えている「頸椎」も
安定させる必要があります。
枕は隙間を埋めるだけでなく、
「頸椎」を支える役割もしているのです。
お好みの「枕の素材」はなんですか?
枕の素材については、
さまざまなサイトが
たくさんありました。
読み込んでいくと
商品の説明にたどり着いて、
たくさん並ぶ寝具の写真や紹介文を
眺める羽目にもなりました。
自然素材のものや
洗える素材のもの
昔からの小豆やそばがら
高級ホテルで準備されているような、
羽毛のフカフカなもの
どれが良い・悪いではなく、
お好みのようですよ(*’ω’*)
あまり深く考えなくても
大丈夫なようです。
枕の重要性を説いているサイトには
「素材よりもむしろ大切なのは、
”寝がえり”をうちやすいか、どうか」
そこに重きが
置かれているように思いました。
というのも、
私たちは一晩中同じ姿勢では
眠り続けることができません。
定期的に寝返りをうち、
寝姿勢を変えていきます。
”寝がえり”にも重要な役割があり
それをストレスなく促す枕が
とても大切のようです。
”寝がえり”どれほど重要か。
次回は、
”寝がえり”について
まとめていこうと思います。