私も齢50を超えて
一通りの女性のイベントを経験してきました。
ある年齢になると
一般的に女性は月経がはじまり
子供を産む準備が始まります。
そして結婚して
妊娠(なかなか子宝に恵まれませんでしたが)
遅いながらも無事に出産を果たし
現在2人の母親です。
そして今では、
更年期の症状が出るお年頃になり
日々不調と闘っています(笑)
これらには
すべて女性ホルモンが大きく関わっています。
各種ホルモンが
「睡眠」に与える影響については
何度か取り上げてきましたね。
「睡眠」は
年代ごとに変調に晒されているのです。
各ライフステージを分けて
理解しておきましょう。
月経前は、やたらとねむい
月経前になると
心身の不調を感じる月経前症候群(PMS)は
程度の差はあれ
ほとんどの女性が経験しています。
なかでもPMSによる睡眠に関するトラブルは
多くの人が
経験していることではないでしょうか。
これは月経周期に伴い
女性ホルモンが大きく変動する影響です。
月経開始とともに卵胞期となり
”エストロゲン”が徐々に増加します。
排卵の後は”プロゲステロン”が増加し
黄体期に入ります。
黄体期は卵胞期に比べ
基礎体温が高くなり
一日の体温リズムのメリハリがなくなっているのです。
そのため、月経前には睡眠が浅くなったり
日中の眠気が強くなると考えられます。
妊娠中も、とにかく眠かった
妊娠前期には
日中の眠気が強くなります。
これは黄体期に分泌される
”プロゲステロン”が原因です。
妊娠中期には比較的安定してきますが
後期には中途覚醒がみられます。
これはホルモンの影響だけではなく
子宮の子供が大きくなるにつれ
子宮の増大・収縮や胎動、頻尿、腰痛などの
身体的影響が大きいためです。
15時以前の短時間の昼寝(パワーナップ)であれば
夜の睡眠に悪い影響は与えません。
軽い運動を取り入れた
規則正しい生活を心がければ
よい睡眠の助けにもなります。
出産直後の「マタニティ・ブルー」
女性ホルモンが
短期間でもっとも大きく変動するのは
妊娠~出産時期。
妊娠時期は
女性ホルモンの分泌が急激に上がりますが
出産で胎盤が出た瞬間
急激に下がります。
「大きく上がって、急激に下がる」
まるでジェットコースターのような
ホルモンの変動に体調のみならず
心の状態も不安定になります。
これが、
産褥3-5日頃によく発症する
「マタニティ・ブルー」です。
主な症状は
・涙もろくなる
・気分が落ち込む
・眠れない
といったものですが
変化に慣れてくると、
数日で自然によくなります。
ここでも、安定した心の状態を保つためには
「睡眠」は必要です!
一人で頑張らずに
周囲にサポートをお願いしましょう。
出産後は子供中心の生活に
産後は
急激なホルモン・バランスの変化が起こるだけでなく
子供中心の生活という
大きな変化にさらされます。
そのうえ
夜間の授乳で
睡眠が分断されるため
睡眠不足に陥り
日中の眠気が増加します。
ここでもお子さんと一緒に
短時間の昼寝をすることを
おススメします!
更年期真っ只中です
更年期女性の約半数が
不眠になると言われています。
更年期には
女性ホルモンが激減するだけでなく
子供の独立や
身体の衰えなど
多くのストレスに直面し、
様々な症状が出現します。
加齢により睡眠は浅く短くなる上
のぼせ・発汗・動悸などがきっかけとなり
深く眠れなくなることがあります。
けれども
眠れないからといって
焦ることはありません。
これをきっかけに
睡眠へのこだわりが強くなると
かえって「不眠」への恐怖心を煽り
余計に眠れなくなったりすることがあります。
また閉経後には
睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。
日中、強い眠気がある場合などの
不調が続くと感じる時は、
病院での診断を受けてくださいね。
おわりに
不安に振り回されないように
ご自分にあった
対処法を探してみてください。
私もこの「不眠恐怖」克服のために
いろいろなことを探し
自分のカラダを使って実践し
結果をこのブログに掲載してきました。
あなただけじゃなく
こうした不安を抱えた人が
たくさん世の中にはいますよ✨✨
よかった参考になさって下さいね(*’ω’*)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-005.html e-ヘルスネット 女性の睡眠障害
https://www.mochida.co.jp/woman/womanslife/ NPO法人女性の健康とメノポーズ協会 編「年代別女性の健康と働き方マニュアル, 2012」ワタシのカラダ相談室
https://www.amcare.co.jp/amc_labo/equol/seibun/seibun_002.html AMC健康成分ラボ「女性ホルモンと更年期障害」